結論から申し上げると、大半の方は太ります。一説によると、禁煙した最初の一年で4~5キロ太る傾向があるとの事です。禁煙して太る理由としては、諸説ありますが、その代表的な物として
1.味覚・嗅覚が正常化して、食事が美味しく感じられ食べ過ぎてしまう。
2.口寂しいので、ついつい間食してしまう。
3.ストレスによるドカ食い。
4.ニコチンによる脳への食欲減退作用や、基礎代謝亢進作用がなくなる。(2011年エール大学の研究成果による)
5.腸内細菌説。スイスのチューリッヒ大学病院の研究者らの論文によれば、「禁煙した人が太りやすい理由は、喫煙前よりも食欲が増して多くの量を食べているからではなく、腸内細菌の変化に原因があるからかもしれない」20人の便に含まれる腸内細菌の遺伝子特徴を、9週間調査したところ、調査開始後1週間で禁煙した人が「飲食の習慣は禁煙前と変わらなかった」と話しながらも、調査期間中の体重は平均2.2キロ増えていた。研究者のゲルハルト・ログラ教授によると、「禁煙すると腸内の細菌株の多様性が変化し、肥満症患者の腸内のプロテオバクテリアとバクテロイデス という2種類の細菌が増加。結果として、食べ物が排泄物として体外に排出せずに、通常よりも多くの脂肪に変換される」として、禁煙後にカロリー摂取量を 減らした人でも、十分太る傾向があることを指摘している。出典(AFPBB News)http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2964884/11264946
特に興味深いのは、5.腸内細菌説ではないでしょうか?食事量は変わらないにも関わらず、禁煙すると太ってしまう。ただでさえ、禁煙する事に踏ん切りがつかないのに、新しい言い訳になりそうですね。当院では離脱(禁断)症状対策として、4種類のツボ療法を取り入れた手法を推奨しているのですが、その中のひとつである、呼吸法を併用した離脱(禁断)症状対策が、劇的に減量(ダイエット)に効果的である事例が確認できたことで、今では積極的にこの手法をお勧めしています。希望者には随時指導させていただきます。特別な道具も必要なく、どこでも気軽に実践できます。禁煙の副産物(デメリット)である、禁煙太りを解消する手法として【げんこつ(握り拳)ダイエット】をお勧めします。これで、また一つ禁煙を先延ばしにする理由がなくなるのでは?
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