禁煙に失敗する理由に加えて、タバコに関する考え方が禁煙の邪魔をしていると感じています。
「どうしたらタバコを吸わなくて済むのか?」
このように考えしまうと、禁煙はかなり難しくなると思います。トンチ問答のようで恐縮ですが、この視点から考えるのではなく、
「なぜタバコを吸ってしまうのか?」
に切り替えて、まず私たちの身体の働きを科学的に理解することが、非常に重要になります。喫煙行為のメカニズムを、正しく理解しないまま禁煙にチャレンジすると、おそらく苦しくてガマンを強いられる戦いが始まります。実際禁煙に、失敗した方へ理由を聞くと「意志が弱いから」「今はストレスが多くて」との答えを非常に多く耳にします。貴方はいかがでしょう?
こう感じられるのは、タバコはご自分の意志で吸っていると勘違いされている証拠なのです。喫煙行為のメカニズムを理解していないからこそ、失敗する矢印が自分に向いて、やれ「意志が弱いだの、今はストレスが・・・」との結論を出して断念してしまいます。一度負けてしまうと、その時の失敗体験の記憶が大きくなり、尻込みしてしまいます。タバコを吸うメリットと、デメリットを天秤にかけても、どちらも捨てがたく、損をする気持ちになり現状維持で、禁煙自体が先送りになってしまうのではないでしょうか?
もともと楽な方に動くのが人間ですから、ご自身を責める必要は一切ありません。これは嫌味ではなく、本来人間が有している本能です。この仕組み一つ取っても、もっと詳しく、分かりやすくご説明させていただくだけで、ご自身に対する考え方、禁煙に対する考え方が、ガラッと変ってくるから不思議です。
喫煙行為のメカニズムを理解することで、これから起こる現象が、事前に分かります。つまり準備ができるということです。何の準備もできないまま、この長年付き合ってきた強力な相棒に戦いに挑んでも、おのずと成功する可能性は低くなるのではないでしょうか?
お気軽にお問合せください